2019年3月に、USB普及推進団体の「USB-IF」が、次世代USB規格の「USB4」の概要と仕様を公開したそうです。
USB3.0が出たのも最近な気がしていたけれど、実はもう2008年だったんですね。
今年が2020年なのでもう12年か…
「2020年」という響きも相当未来感がありますけどね!
で、USB4は何が進化したのかというと、まずは高速化。
最大データ転送速度が40Gbpsになるそうで、現在のUSB3.2の20Gbpsの2倍速いということに。
それとDisplayPort出力が必須になるそうで、そしたらケーブルでつなぐだけで映像が表示できるとか?
まあ早ければ今年2020年に何かしらの製品が出てくるかもしれませんが、標準装備でPCなどにつけられるのはまだ先になりそうです。
現在身の回りのメインはUSB2.0~USB3.2です。
これは規格ごとにデータの転送の仕組みが違うし形状も変わってますよね。
まずはUSB2.0。
これは最大転送速度は480Mbpsで、4本の金属板(ピン)がついています。このうち2本を使って1本の伝送路として信号を送ります。
つまり2線1対を上り・下りの半二重伝送路として使います。
続いてUSB3.0/3.1。
このタイプは伝送路をのぼり用・くだり用に分け、データを同時に送受信できるようになりました。
全二重方式というやつで、最大転送速度はUSB3.0で5Gbps、USB3.1で10Gbps。倍々ゲーム的に速度が速まっています。
最後にUSB3.2。
これはType-Cとなり、差し込むときの上下の別がなくなりました。ピン(信号棒)も24本あり、そのうちの8本の信号線を2つのレーンとして使います。
3.0/3.1が1レーンだったので、全二重が2レーンになって最大データ転送速度も倍の20Gpbsに。
ここでややこしいことに、速度表記のルールが変更され、USB3.0~3.2がすべてUSB3.2と名称変更されることになりました。
規格名
USB3.0 → USB3.2 Gen 1
USB3.1 → USB3.2 Gen 2
USB3.2 → USB3.2 Gen 2×2
「Gen」は「Generation」(世代)の略ですね。Genのあとの数字が転送時に使うレーンの数をあらわしています。
USB4はさらにレーンの速度を2倍に引き上げ、40Gbpsを実現するとのこと。
モバイル通信も5Gの時代が来るし、どんどんデータの送信速度が速まっていきそうです。
早いのはいいけど、そのうち数秒も待てない世代が出現するのか… という不安のようなものもあります。
現在は映画も動画も倍速再生が当たり前みたいなニュース記事を見たので、えええええ~~~と思ったところでした。
まあ個人の自由ですけど、頭に入るのかな?と心配にはなります。あと余韻とか、空気感とか感じられるのかとか。
私は本は今も紙派だし、映画も通常速度で観ますからね!
ふっる(古)!
老人!
情弱!
とか言われちまうんでしょうか?
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